つまり、偏差値60で #豊多摩高校 に合格の見込みがある人でも素内申が31だとすると、推薦では#芦花高校 に行くのも相当困難である。この内申点で、推薦で受かる見込みがある程度あるのは、松原高校や杉並総合高校ということになる。
— まなびの森@富士見ヶ丘 (@manabinomorijp) 2018年7月31日
以前にこういうツイートをしたところ反応が結構あったので、もう少し詳しく書きます。
都立高校の推薦入試ですが、一般入試に比べて難易度が大変高いことが知られています。
では、どれくらい大変かということを、豊多摩高校を例にして考えてみたいと思います。
推薦入試の場合、学校の調査書点、いわゆる内申点の割合がとても大きくなります。それゆえ、実力(学力テストや模擬試験の点数)に比べて、成績表の評価が低いとただでさえ難しい推薦入試がとんでもなく難しくなります。
これが最初のツイートで偏差値60で5教科オール3、実技4教科オール4の場合です。
豊多摩高校 の 一般入試 の60%合格ラインは、偏差値58換算内申52です。この場合の換算内申52というのは単純にオール4ということです。
これが、偏差値が60あれば換算内申46でも大丈夫になります。46というのは実技がオール4であれば5教科はオール3以下でもとれる内申点です。
つまり、5教科オール3、実技教科オール4で偏差値60の生徒は一般入試で豊多摩高校に受かる可能性が十分ありますが、これが推薦入試になればどの程度の高校になるか見てみましょう。
たとえば、ツイートで見た芦花高校の場合、この素内申31では相当困難です。推薦入試にこの素内申点で受かる見込みがある程度あるのは、松原高校や杉並総合高校ということになります。
こうやって見ると一般入試に比べて推薦入試がどれだけ困難であるかがよくわかるでしょう。
これはもちろん、偏差値に比べて成績表の点数が悪い人の場合ですが、成績表の点数がかなりよくても、推薦入試が狭き門であることは間違いありません。